飛山城とびやまじょう

~自然地形を利用した鎌倉から続く土の城~

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飛山城は鎌倉時代末期の永仁年間(13世紀末)に芳賀高俊が築城したと伝えられている。芳賀氏は、天武天皇の子孫である清原氏の一族で、代々芳賀郡一帯を治めていた豪族であったが、この飛山を居城とした芳賀氏は、姓を先祖の「清原」に改めたといわれている。この飛山城は、高俊以後、1597(慶長2)年豊臣秀吉の命により廃城となるまでの300余年にわたり清原氏の居城であったといわれる。
飛山城跡|宇都宮の歴史と文化財~より引用
鬼怒川左岸の段丘を利用して築かれた平山城で、約14haという広大な面積を持ち、東と南は二重の堀で、西と北は鬼怒川で守られています。

【目次】
基本情報
縄張図・鳥観図
ポイント
アクセス
参考文献・サイト

基本情報

城名(別名)飛山城
築城主芳賀高俊
築城年永仁年間(13世紀末)
カテゴリー鎌倉時代 室町時代 安土桃山時代 平山城 
関連項目飛山城跡駅 宇都宮ライトライン 桝形虎口 土塁 空堀 
遺構空堀 土塁 桝形虎口 曲輪  
住所(所在地)宇都宮市竹下町380番1
指定文化財国の指定史跡
構造物空堀、土塁、桝形、竪穴建物(復元)、掘立柱建物(復元)
問い合わせ先宇都宮市教育委員会 文化課 文化財保護グループ
電話番号028-632-2764

縄張図・鳥観図

現地案内板より
空堀と土塁で二重三重に囲われていることがわかります。
築城期の鎌倉時代から拡大を続けて戦国期に最大になったようです。

ポイント

主な遺構 :
空堀
土塁
桝形虎口
曲輪
空堀
現代でも深い空堀を見ることができます。
また一部の空堀には山中城でも見られるような障子堀のように箱型に区切られた区画もあります。
土塁
空堀と土塁を組み合わせることでかなり威圧感のある壁になっています。
城内にある5カ所の櫓台、その中の北東隅にある櫓台では土塁登り体験ができるようになっています。
桝形虎口
木橋を渡ってきた攻め方を多方から攻撃する防御施設です。
土塁の上にはさらに柵が設けられていたと考えられています。
曲輪
土塁と空堀に守られた曲輪はかなりの広さがあり、復元された掘立柱建物5棟・竪穴建物2棟を見ることができます。

アクセス

自家用車
宇都宮市街地より国道123号線  鐺山交差点を左折して約2㎞
宇都宮市とびやま歴史体験館の駐車場が利用できます。

公共交通機関
芳賀・宇都宮LRT ご利用の方:宇都宮駅東口停留場乗車、
飛山城跡停留場下車、徒歩約20分

参考文献・サイト

サイト
飛山城史跡公園 とびやま歴史体験館
飛山城跡愛護会へようこそ! - tobiyama-aigokai ページ!
飛山城跡|宇都宮の歴史と文化財

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