金井山城かないやまじょう

~麓からも見える巨大堀切~

Shironav Master

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this castle

金井山城は長野電鉄金井山駅の裏手、松代の東北に半島のように突き出た金井山山頂にある。長野市松代町柴。南北に2つの郭が並び、細長い山の背を利用した山城で、寺尾氏の家老だった金井氏の砦と伝わる。

川中島合戦のころは、南側にある寺尾城とともに尼厳城の出城に利用され、海津城が築城されてからは、その東北を固める役割を果たした。かつては千曲川が金井山の先端部を巻くように流れ、南東には大室(おおむろ)から松代に通じる可候(そろべく)峠が通っていた。麓には金井池、牛池など旧流域の名残をとどめる池沼がある。

城跡は尼飾山(尼巌山)の支脈が西北に細長く張り出した金井山の山頂にある。本郭は土塁で囲まれ、尾根上にはいくつかの郭跡がみられる。北の麓には「堀ノ内」の地名がある。金井山の鞍部(あんぶ/山のくぼんだ所)には鳥打峠があり、この峠の東側の大室郷から奥信濃方面へ飯山道がある。金井山城は寺尾城の支城で、飯山道の押さえの城として重視された。
金井山城跡 /【川中島の戦い】史跡ガイド - 長野市より引用~

後ほど紹介しますが、見どころは何と言っても麓から見ることができる巨大堀切だと思います。また、高さはありませんが整然と積まれた石垣も素晴らしいです。

【目次】
基本情報
縄張図・鳥観図
ポイント
アクセス
参考文献・サイト

基本情報

城名(別名)金井山城
築城主金井氏
築城年不明
カテゴリー室町時代 安土桃山時代 山城 
関連項目上杉謙信 川中島の戦い 堀切 武田信玄 石垣 
遺構堀切 石垣 土塁   
住所(所在地)長野県長野市松代町
構造物曲輪、石垣、堀切、古墳
問い合わせ先ながの観光コンベンションビューロー
電話番号026-223-6050

縄張図・鳥観図

図面の出典は余湖くんのホームページ様です。
東西に延びた尾根筋に堀切や石垣を配した山城になります。
岩場の地形を活かしています。

ポイント

主な遺構 :
堀切
石垣
土塁
堀切
岩盤地形を利用した巨大堀切が2か所あります。
深さが7mほどもあり、直接よじ登ることは不可能だと感じました。
石垣
主郭の前面を守るように石垣が配されています。
少し低いですが、当時はもっと高かったのでしょうか?
土塁
古墳を土塁として利用していることが確認できます。
また主郭の周囲でも土塁を確認することができます。

アクセス

公共交通機関
JR長野駅から金井山線(平日のみ運行)
長野駅善光寺口4番のりばバス停 「金井山線」松代行き 乗車(約 30 分、片道 660 円)
柴バス停 にて降車、徒歩5分

自家用車
上信越自動車道長野ICから駐車場(金井山駅跡)まで約5分

金井山駅跡から徒歩5分
金井池を目指して歩くと登山口にたどり着けます。

参考文献・サイト

サイト
余湖くんのホームページ
金井山城跡トレッキングKANAIYAMA
金井山城跡 /【川中島の戦い】史跡ガイド - 長野市

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