入山城いりやまじょう

~巨大な堀切を堪能~

Shironav Master

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    this castle

    入山城は千曲市と坂城町の境目に近い新山に築かれた山城で、すぐ南には出浦城、対岸の南東には葛尾城があります。
    村上氏の支族である入山氏の要害であったとされていますが詳しいことはわかっていません。
    当初は村上氏の影響下にありましたが、村上氏が没落後は武田氏や上杉氏の支配下となり改修を受け巨大な堀切群が形成されたと思われます。
    麓の見性寺からの比高は100mほどで、比較的容易に城跡までたどり着くことができ、さらに保存会が発足し登山道や遺構の整備を定期的にしてくださっているようで見学しやすい山城となっています。

    【目次】
    基本情報
    縄張図・鳥観図
    ポイント
    アクセス
    参考文献・サイト

    基本情報

    城名(別名)入山城(新山城)
    築城主入山氏?
    築城年不明
    カテゴリー室町時代 安土桃山時代 山城 
    遺構堀切 竪堀 土塁 曲輪 腰曲輪 
    住所(所在地)長野県千曲市新山
    指定文化財千曲市指定史跡
    構造物曲輪、土塁、堀切、竪堀

    縄張図・鳥観図

    図面の出典は余湖くんのホームページ様です。
    コンパクトなつくりですが、堀切の深さ、大きさが強烈です。

    ポイント

    主な遺構 :
    堀切
    竪堀
    土塁
    曲輪
    腰曲輪
    堀切
    訪問時に思わずデカい、、と声が出てしまうほどの大きさでした。
    是非現地でその大きさを体感してもらいたいです。
    竪堀
    堀切を山肌まで伸ばし、そのまま落とし込む形の竪堀でした。
    土塁
    本丸とみられる曲輪にL字型に配置されているもの(画像2枚目)があり高さ1mほどでした。
    山の尾根上に30mほどの長さのある盛り土(画像1枚目)に関しては水路という説があるようです。
    曲輪
    腰曲輪
    腰曲輪と曲輪の間にはしっかりとした傾斜がついていました。

    アクセス

    公共交通機関
    しなの鉄道線 戸倉駅から麓の見性寺まで徒歩50分
    戸倉駅からバスが出ているかもしれません。

    自家用車
    上信越自動車道 坂城ICから国道18号経由で見性寺まで約15分

    見性寺から駐車場のある水道施設までは以下の通り。
    見性寺第3駐車場の先、下記画像の軽トラがある小道に入ります(この道はGooglemapでは表示されません)↓

    軽自動車、コンパクトカーくらいなら通れそうな道の広さです↓

    小道を進むと水道施設に着きます。
    ここに車を駐車できます↓

    参考文献・サイト

    書籍
    中嶋豊,いざ!登る信濃の山城: 戦国の舞台イラスト案内図,信濃毎日新聞社, 2020
    サイト
    余湖くんのホームページ
    入山城(千曲市)-らんまる攻城戦記~兵どもが夢の跡~
    信濃入山城-城郭放浪記

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